青空トマト学園
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トマトのリコピンを吸収しやすい食べ方(後編)〜調理方法と食べ合わせ〜

トマトを食べると医者がいらないという意味で

「トマトが赤くなると医者が青くなる」

ということわざが存在するほど栄養豊富で健康に良いトマト。

トマトの栄養素の1つである
リコピンの健康効果を効率よく摂れる方法についてご紹介します。

リコピンを効率よく吸収するためのヒント

抗酸化機能に優れた「リコピン
そして、その中でも吸収の良い「シスリコピン

上手に食事に取り入れたいところですよね。

実は加熱調理によってトマト中のシスリコピンを増やすことができるんです!

でも、ただ加熱するだけでは効果はイマイチ・・・

ところが!!

植物性や動物性のオイルや相性の良い食品と一緒に加熱調理すると
シスリコピンが効率よく増えて吸収率UP⤴︎⤴︎ できるんです!


トマトピューレを使って、
色々な食材やオイルで調理した時のシスリコピンの増加への効果が調べられています[1][2]

オイルについては、植物性でも動物性でも効果があり
リコピンの吸収を考えた時の相性はバツグンです。

特に、マスタードオイルはトマト中のシスリコピンを増やす効果が高く、
色々な食材との組み合わせでの相乗効果も高いです。


とは言っても、マスタードオイル・・・あまり馴染みがありません。
やっぱり、トマト料理との相性が良いオリーブオイルが使いやすそうです。

ご家庭でもよく一緒に調理されているのではないでしょうか?

オリーブオイルとの組み合わせに、相性の良い食材を加えて調理すると、
さらにトマトのシスリコピンを増やすことができます。

トマト+オリーブオイル にもう一つ加えるならコレ!!

1位 玉ねぎ 👑
2位 ニンニク
3位 キャベツ

トマト、玉ねぎ、ニンニク、オリーブオイルと言ったら、
ミートソースが思い浮かびますね。




さらに、さらに 食材を組み合わせるならコレ!!!

1位 玉ねぎ+真昆布、キャベツ+真昆布 👑
2位 玉ねぎ+キャベツ
3位 ニンニク+玉ねぎ、ニンニク+椎茸


トマトを使ったレシピ
たくさんご用意してますので参考に!

オイルと食材の組み合わせた加熱調理でリコピン全体の10%にも満たなかった
シスリコピンは60%近くまで増やせます。



オリーブオイルがリコピンの吸収との相性が良いことはよく知られていますが、
これは、シスリコピンを増やしていることにも繋がっているんですね。

みなさんも、トマトを美味しく調理して、効率よくリコピンの健康効果を手に入れましょう!!


(参考資料)
[1]Hondaら,  Eur. J. Lipid Sci. Technol. 119巻  1600389  (2017)
[2]Honda ら,  J. Oleo Sci. 69巻 1529-1540頁  (2020)

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